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◆◆新サマサマニュース１９９号◆◆
２０１７年１２月２１日
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フェアトレード・サマサマの小吹です。
今年は政府も企業も学校もNGOも、国連の定めるSDGsの実現に向けて、一斉に走り出し
た感があります。「消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク」 や「ビジネ
スと
人権NAP市民社会プラットフォーム」、「関西SDGsプラットフォーム」など、多くの協
力体制が整備され、１７の目標実現に向けて具体的なプログラムに取り組んでいきます
（すでに取り組んでいるところもあります）。
このサマサマニュースでも、狭い意味での「フェアトレード」だけでなく、児童労働、
エシカル消費、再生可能エネルギー、ビジネスと人権、ソーシャルビジネス、ソーシャ
ルファイナンス、BOPビジネスなど、多くを取り上げてきました。今後様々な取り組み
が、別々の活動ではなく相互に協力し合いながら、SGDsの実現に向けてスピードをあげ
てなされていくと推測されます。その大きな流れを、フェアトレードを中心にお伝えし
ていきたいと思います。
今号が今年最後のお知らせになります。来年度の最初のニュースは、記念すべき200号
になります。みなさん、よいお年をお迎えください。
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□台北市が、中華圏で初めて「フェアトレードタウン」に認定
□南アフリカは、「フェア・トレード」ワインの最大生産国
□モノづくりからみたＷ杯対戦国【セネガル編】フェアトレード・コットン
□スイスの消費者は１人当たり年間８０フラン（約９２００円）をFT製品を購入
□世界初!“ＭＳＣ認証具材おにぎり”を１２／２１(木)、トップバリュから発売
□企業の人権侵害 売上高１兆円超減の試算も
□パーム油で再生可能エネルギー？ 逆に熱帯雨林破壊へ
□クラウドファンディングで、ACE２０周年記念出版
□ その他のフェアトレード関連記事
□フェアトレード関係のイベント、セミナー情報
□フェアトレード関連の出店情報
□フェアトレードに出会えるお店リスト全国版＠シサムコウボウ
http://fairtradeshop.tumblr.com/
□フェアトレードショップ・カフェ関西版＠フェア・プラス
http://www.fairplus.org/
□名古屋周辺のFTショップ
http://www.ftnn.net/
□フェアトレードシティくまもと推進委員会への寄付のご協力をお願いします
http://fairtrade-kumamoto.com/
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■台北市が、中華圏で初めて「フェアトレードタウン」に認定■
12月12日、台湾の台北市が、中華圏初、アジアの首都初の「フェアトレードタウン」に
認定されました。日本からはFTFJの理事を務める渡辺龍也さんや、熊本市をアジア初の
フェアトレードタウン認定に導いたフェアトレードシティくまもと推進委員会代表の
明石祥子さんが出席し、認定を見届けました。台北市は人口約270万人。大阪市と同規
模ですが、こちらの道はまだまだ遠いようです。
詳しくは、下記記事参照ください。
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201712130004.aspx
熊本の明石さんは、熊本大西市長からのお祝いの手紙と、くまモンを台北市へプレゼン
トしました。
下記委員会のサイトに、その時の写真が掲載されています。
http://fairtrade-kumamoto.com/?p=2681
■南アフリカは、「フェア・トレード」ワインの最大生産国■
南アフリカは、世界7位のワイン生産国。過去5年で、ワイン生産量は20％以上の増加。
輸出も順調に伸びています。1994年のアパルトヘイト廃止後、外国からの需要が戻り、
新たなワイナリーが次々と生まれ、品質と技術が急速に向上しました。2004年にユネス
コの世界遺産にも登録された西ケープは、「ケープ・フラワー王国（Cape Flower Ki
ngdom）」と呼ばれるほど、生態系が多様で、9000種以上もの植物が生育しています。
ブドウの栽培も、その生態系を壊さぬよう、持続可能な栽培方法が推奨されています。
下記記事、参照ください。
https://news.biglobe.ne.jp/economy/1209/fbj_171209_9743975305.html
■モノづくりからみたＷ杯対戦国【セネガル編】フェアトレード・コットン■
2018年のサッカー・ワールドカップ（Ｗ杯）ロシア大会で、日本は1次リーグでコロン
ビア、セネガル、ポーランドと同組のＨ組となりました。
そのセネガルで、輸入商社、双日グループで繊維製品の企画・製造・販売を手がける第
一紡績が、繊維分野でのフェアトレード認証製品の展開に乗り出し、12年に国内の繊維
製品製造会社としては初となるフェアトレード認証製品の製造組織としての登録を実現
しました。セネガル綿花の輸入実績はこれまでに８トン程度ですが、今後は商品群の拡
充を進めつ
つ、輸入量を増やしていく方針。乾社長は「繊維業界でわれわれがフェアトレードの第
一人者となれば、大きな存在となれる」と、意気込みを語ります。
下記記事参照ください。
ただ下記記事のデータは少し古く、2016年のフェアトレード認証製品の世界市場規模は
約9470億円、日本は約114億円になっています。
https://newswitch.jp/p/11252
■スイスの消費者は１人当たり年間８０フラン（約９２００円）をFT製品を購入■
ちなみに日本は、約９１円。
下記記事ご覧下さい。
https://www.swissinfo.ch/jpn/business/%E8%8D%89%E3%81%AE%E6%A0%B9%E3%81%AE%E9%
80%94%E4%B8%8A%E5%9B%BD%E6%94%AF%E6%8F%B4_%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%83%88
%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%89%E8%A3%BD%E5%93%81%E3%81%AE%E8%B3%BC%E5%85%A5%E9%A1
%8D-%E5%B9%B4%E9%96%93%EF%BC%98%EF%BC%90%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3/43726830
■世界初!“ＭＳＣ認証具材おにぎり”をト発売！■
イオンは12月21日（木）より関東の「イオン」「イオンスタイル」等約200店舗を皮切
りに、順次全国のグループ最大1400店舗で「トップバリュ 手巻きおにぎり」の紅鮭・
たらこの２種類の具材を、持続可能な漁業で獲られた水産物であることを示すＭＳＣ認
証の具材に切り替えます。ＭＳＣ認証具材のおにぎりの販売は大手小売として世界初と
いうこと。
詳しくは、下記記事ご覧下さい。
http://www.sankei.com/economy/news/171201/prl1712010417-n1.html
■パーム油で再生可能エネルギー？■
現在、パーム油が、日本政府が進めている再生可能エネルギーの固定価格買
取制度、通称FITのバイオマス発電利用の対象となっており、バイオマス
関連の申請の９割がパーム油由来です。しかし国連環境計画（UNEP）の資料によれば、
熱帯雨林からパーム椰子林への土地利用転換時、パーム油由来のバイオマス燃料が排出
するCO2は、化石燃料の８倍（熱帯雨林伐採時）から２０倍（泥炭地破壊時）と指摘
されていて、クリーンなエネルギーであるバイマス発電利
用の趣旨とは相反するものになっています。ウータン・森と生活を考える会は、
固定価格買取制度からパーム油発電を外すように、経済産業大臣、 資源エネルギー庁
長官へ申し入れを行いました。
詳しくは、下記サイトご覧下さい。
http://www.hutangroup.org/images/teigensyo20171215.pdf
ウータン・森と生活を考える会
http://www.hutangroup.org/
下記記事も参考になります。
パーム油のリスク（1/3）発電申請急増で業界混乱
http://www.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/1189554_1501.html
■企業の人権侵害 売上高１兆円超減の試算も ■
デロイトトーマツコンサルティング（東京・千代田）は企業の人権侵害問題が売上高に
与える影響を試算したリポートをまとめました。下請け工場での児童労働や違法残業の
予防など、企業に求められる人権上の責任は高まっており、関連法の整備も英国などで
広がっています。リポートは人権侵害問題で売上高が１兆円以上も減る例があったと指
摘。「経営上、無視できない影響が出る」と警告しています。
下記記事、参照ください。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO2414111001122017TCJ000/
■クラウドファンディングで、ACE２０周年記念出版■
世界の児童労働をなくす活動をしてきたACEは、2017年12月、設立20周年を迎えます。
これを記念して、その歩みと、ACEの活動によって生まれてきた”変化のストーリー”
を一冊の本にまとめて出版する、という新たなプロジェクトを立ち上げられました。是
非ご協力を。
詳しくは、下記サイトご覧下さい。
https://www.facebook.com/acejapan
http://acejapan.org/info/2017/11/19820
■その他のフェアトレード関連記事■
ドールのパイナップル労働者が、フェアトレードの支援を受けてコミュニティーセンタ
ーを開設
https://www.jiji.com/jc/article?k=20171218005383&g=bw
生産の背景知って 「エシカル消費」を 鳥取で啓発イベント
https://mainichi.jp/articles/20171218/ddl/k31/040/301000c
エシカル消費をサポートしてくれるブラウザ拡張機能5
http://ideasforgood.jp/2017/12/19/ethical-browser-extention/
東南アジア 貧困児童の労働、水銀による健康被害 金採掘の実態、知って
https://mainichi.jp/articles/20171216/ddl/k27/040/352000c
https://mainichi.jp/articles/20171213/ddm/005/070/011000c
ネパール女性の権利向上 ラージクマリ・チャウダリさん、アスマ・バスネットさん
https://mainichi.jp/articles/20171216/dde/041/070/029000c
Stella McCartney よりエシカルな2018年春夏スニーカーコレクションが登場
https://hypebeast.com/jp/2017/12/stella-mccartney-2018-spring-summer-sneakers
日本郵船フェアトレードとSDGsを題材にした体験型ワークショップを開催
http://www.e-logit.com/loginews/2017:121407.php
プロボノ対象の「ソーシャル・イノベーション・パイオニア」にFLJを選定
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000119.000000202&g=prt
三菱商事：ＥＳＧ投資の高まり「歓迎」、情報開示を強化−ＧＰＩＦ契機に
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-12-14/P0RPT56S972801
誕生日プレゼント専門ECサイト「ONE BIRTHDAYS」に、フェアトレードが
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000030538.html
Whole Foods Marketが発表した、2018年のTop10トレンドに、「透明性」が
http://www.agingstyle.com/2017/12/14002323.html
コンポストできるカフェ・カプセル
http://top.tsite.jp/news/lifetrend/o/38081225/?sc_int=tcore_news_recent
サハラ以南アフリカ地域 法的に“存在しない”子ども、9,500万人
https://www.unicef.or.jp/news/2017/0267.html
買い物が政治行動になるとき
https://www.swissinfo.ch/jpn/%E3%83%87%E3%83%A2%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%
83%BC%E7%A0%94%E7%A9%B6%E5%AE%A4_%E8%B2%B7%E3%81%84%E7%89%A9%E3%81%8C%E6%94%BF
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「ラッシュ」フェアトレード固形バスオイル
http://www.afpbb.com/articles/modepress/3154019
エシカル消費を考える
https://www.townnews.co.jp/0117/2017/12/07/410111.html
横浜冷凍、北欧子会社が養殖版「海のエコラベル・ASC」取得
http://www.logi-today.com/305507
ラジル児童労働約１８０万人、同年齢層の人口（約４０
１０万人）の４.６％
ピープル・ツリーへのインタビュー
https://synodos.jp/info/20763
「らでぃっしゅぼーや」がMSC認証の水産物発売
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000028283.html
■フェアトレード関係のイベント、セミナー等■
＊SDG8.7児童労働に関する研究会＊
日時：12月22日（金）18時30分-20時30分（開場18時15分)
定 員：50名
会 場：大阪商業大学 梅田サテライトオフィス 講義室2
→http://www.tanigaku.ac.jp/contents/guide/img/satellite_access.pdf
報告者：岩附由香（認定NPO法人ACE/児童労働ネットワーク事務局長）
伊藤菜々美（認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン）
パネリスト：栗田佳典（認定NPO法人テラ・ルネッサンス）
伊藤菜々美
岩附由香
モデレーター：下山晃（大阪商業大学 教員）
★イベントの詳細は、CL-Netウェブサイトにも掲載しています
http://cl-net.org/news/2017/12/4sdg87-in.html
＊ワン・ワールド・フェスティバル for Youth
〜高校生のための国際交流・国際協力EXPO 2017〜＊
日時：12月23日（土・祝）10時〜16時
場所：大阪YMCA
http://www.osakaymca.jp/bunka/access/
高校生たちが企画・立案し、大学生・社会人が運営を担うという、まさにユースによる
、ユースのための国際協力イベント。
詳しくは、下記サイトご覧下さい。
http://owf-youth.com/about.html
＊種まきシアター＊
ザ・トゥルー・コスト
日時：12月23日（土・祝）、24日（日）14時〜16時
場所：エスペーロ能勢
会費：1000円（１ドリンクつき）
詳しくは、下記エスペーロのサイトまで。
http://espero-osaka.com/
＊エシカル・ミーティングin浜松＊
日時：2018年1月26日（金）10時?17時（受付9時30分より）
会場：アクトシティ浜松コングレスセンター
フェアトレード・ラベル・ジャパン事務局長の中島佳織さん、フェアトレード 名古屋
ネットワーク FTNN 代表の原田さとみさん、はままつフェアトレードタウン・ネットワ
ークの下澤嶽さんも登壇されます。
詳しくは、下記サイトまで。
http://ethical-hamamatsu.com/
＊公開講演会
「食品がつなぐアフリカ農村と日本─フェアトレードで産地は変わるか―」＊
日時：2018年1月27日（土）14時30分〜17時
場所：稲盛記念館3階大会議室
プログラム
講演１ チョコレートのフェアトレードと産地への影響
?
近藤 光（NPO法人ACE・ガーナプロジェクトマネジャー）
?
講演２ コーヒーのフェアトレードと産地の社会制度
─促進する制度／阻害する制度─
辻村英之（京都大学・教授）
コメント１ 鈴木 紀（国立民族学博物館・准教授）
コメント２ 池上甲一（近畿大学・教授）
問い合わせ先：科研プロジェクト事務局
africanpotentialpro_jimukyoku@googlegroups.com
参加無料・申込不要
■フェアトレード関連の出店情報■
＊地球屋本舗（one village one earth）の出店予定＊
・なんやかやのクリスマス・フェア
日時：11月8日(水)〜12月27日
場所：神戸学生青年センター
http://blog.1village1earth.com/?eid=1582581
日時：2018年1月7日(日)〜2月4日(日)
場所：人権フォーラムふれあいの広場パネル展示＠鳴尾図書館
日時：2018年1月19日(金)
場所：天国屋ナイトカフェ ＠賀川記念館
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＃このサマサマニュースは、 フェアトレードに関心をお持ちの方にお送りいたして
おります。送付が不要の方は、メールでご連絡下さい。また、過去のニュースはサマ
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フェアトレード・サマサマ
事務局長 小吹岳志
〒564-0051 吹田市豊津町43-27
jafs-samasama@nifty.com
http://samasama.world.coocan.jp
日本フェアトレード・フォーラム
http://www.fairtrade-forum-japan.com/
消費から持続可能な社会を考える市民ネットワーク
http://cnrc.jp/
オイコクレジット・ジャパン
http://www.oikocredit.jp/
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