最近はサマサマへの、若い人達の問い合わせも増え、全国の「フェアトレード学生ネットワーク」も結成されました。学校、生涯教育、マスコミ、行政等、様々な場面で、「フェアトレード」への関心が高まっているのをヒシヒシと感じています。
しかし、この「援助ではなく、ビジネスへ」という考えは、1968年にＵＮＣＴＡＤ（国連機関）で決議されてから、日本で認知されるまで途方もない時間がかかっています。何故日本では長年、このような「フェアトレード」的考えが受け入れられなかったのでしょう？
前島宗甫さんは、まだ「フェアトレード」という言葉もない７０年代からフィリピンに関わり、８０年代から「このかたちの貿易」を継続してきておられます。ある意味日本で、「国際協力」を「フェアトレード」という形に結実させていった先駆者のお一人です。
その前島さんに、「国際協力」が、今日当たり前のように使われている「フェアトレード」へとどのように変わっていったかその経緯をお聞きし、今後私達が「フェアトレード」に取り組む参考にしたいと思います。
また、新しくフィリピンに関わっておられる「ぺぱっぷ」代表の太田さんにも加わっていただき、現在の、そしてこれからの「フェアトレード」のあり方について考えて行きたいと思います。
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